合っているはずなのに、なぜか数字が違う
月次集計でSUMIFSを使っていると、こんな経験はありませんか?
「条件は合っているはずなのに、合計が合わない。」
・一部だけ抜けている
・なぜか少ない
・ときどき多い
数式を見てもエラーは出ていない。
それなのに結果が違う。
式が正しいのに合わない場合、設計に問題があることもあります。
SUMIFSは便利ですが、
“静かに間違う”関数です。
エラー表示が出ないため、
間違いに気づきにくいのが厄介なところです。
今回は、実務で本当によくある
3つの確認ポイントを解説します。
原因① 条件範囲と合計範囲のサイズが違う
まず一番多いのがこれです。
=SUMIFS(C2:C100, A2:A90, "東京")
一見問題なさそうですが、
- 合計範囲:C2:C100
- 条件範囲:A2:A90
範囲の行数が違います。
SUMIFSは基本的に
すべての範囲が同じサイズである必要があります。
ズレていると、
意図しない位置同士が対応してしまいます。
✅ 対処法
- すべて同じ行数に揃える
- テーブル機能を使う
- 範囲を列全体にする(例:A:A)
原因② 文字列の「見えないズレ」
次に多いのがこれ。
見た目は同じ「東京」でも、
- 全角と半角の違い
- 末尾にスペース
- コピー貼り付けの影響
SUMIFSは完全一致です。
「東京 」と「東京」は別物です。
✅ 確認方法
別セルに
=LEN(A2)
を入れて文字数を確認。
想定より1文字多ければ、
スペースの可能性があります。
✅ 対処法
- TRIM関数でスペース削除
- CLEAN関数で不要文字削除
- データ入力ルールを統一
原因③ 数値が“文字列”になっている
これも本当に多いです。
見た目は数字なのに、
左寄せになっている場合は要注意。
文字列扱いになっていると、
条件に一致しません。
例:
=SUMIFS(C2:C100, B2:B100, 100)
B列の「100」が文字列だと、
合計されません。
✅ 確認方法
- ISNUMBER関数で判定
- 左寄せになっていないか確認
✅ 対処法
- VALUE関数で変換
- 区切り位置で数値化
- データ形式を統一
実務で覚えておくべきチェック順
数字が合わないときは、
次の順番で確認します。
- 範囲サイズは同じか
- 文字のズレはないか
- 数値が文字列になっていないか
この順番で見れば、
ほとんどの問題は解決します。
まとめ
SUMIFSは非常に便利な関数です。
しかし、
・範囲のズレ
・文字のズレ
・数値形式のズレ
この3つがあると、
“エラーなしで間違う”という厄介な状態になります。
SUMIFSで数字が合わないときは、
焦って式を書き直す前に、
条件範囲とデータの整合性を確認する。
これが実務での正解です。





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