【Excel初心者がよくハマる】関数がうまく動かない理由⑧「先頭に空白がある」

初心者シリーズ

こんにちは。
Excel事務研究員です。

私はこれまで、仕事の中で
Excelのトラブルに何度も悩まされてきました。

同じデータを入力しているはずなのに
なぜか一致しない。

VLOOKUPを使っているのに
検索に引っかからない。

そんな経験、ありませんか?

初心者のころの私は
「関数の書き方が間違っているのかも」と思い、
何度も関数を打ち直していました。

しかし研究を続ける中で
あることに気づきました。

それは

Excelのトラブルの多くは
関数ではなく「データの中身」に原因がある

ということです。

このシリーズでは

Excel初心者がやりがちなミス

をテーマに
実務でよく起きるトラブルを研究しています。

今回の研究テーマはこちらです。


関数がうまく動かない理由⑧

「先頭に空白がある」

これは非常に見つけにくく、
初心者がつまずきやすいポイントです。

なぜなら

見た目ではほぼ分からない

からです。

しかしこの「見えない空白」が原因で
関数がうまく動かなくなることがあります。

では、具体的に見ていきましょう。


よくある状況

例えば次のようなデータがあります。

商品名
りんご
みかん
ぶどう

ここで別の表と照合するために
VLOOKUP関数を使います。

=VLOOKUP(A2,範囲,列番号,FALSE)

通常であれば
「りんご」は一致して
正しく値が返ってきます。

しかし実際には

・一致しない
・#N/Aエラーになる
・検索できない

といった問題が起きることがあります。

「同じ“りんご”なのに、なぜ?」

その原因が今回のテーマです。


原因:見えない空白が入っている

見た目では

りんご

と表示されていても、
実際のデータは

(空白)りんご

となっていることがあります。

つまり

先頭にスペースが入っている

状態です。

Excelはこの違いを
非常に厳密に判断します。

見た目実際のデータ
りんごりんご
りんご(空白)りんご

この2つは
Excelにとっては

まったく別のデータ

です。

そのため

・VLOOKUPで一致しない
・COUNTIFで数えられない
・IF関数で判定できない

といった問題が起きます。


なぜこのミスが起きるのか

研究員としてよく見る原因はこちらです。


① コピペしたデータ

他のシステムやWebサイトから
データをコピーした場合

余計な空白が含まれている

ことがあります。

特にCSVやシステム出力は要注意です。


② 手入力でスペースを入れてしまう

無意識にスペースキーを押してしまい
先頭に空白が入ることがあります。


③ 見た目を揃えるため

表をきれいに見せるために
スペースで調整してしまうケースです。

しかしこれは
ExcelではNGな操作です。


見分けるポイント

先頭の空白は見えませんが、
次のような違和感がヒントになります。


① VLOOKUPで一致しない

最も多いパターンです。

完全一致(FALSE)で検索しているのに
見つからない場合は要注意です。


② COUNTIFで数えられない

同じデータのはずなのに
カウントされない場合も
空白の可能性があります。


③ 並び替えの順番が変

空白があると
並び順に違和感が出ることがあります。


ポイント

こうした違和感があったら

空白を疑う

これが重要です。


解決方法(初心者向け)

もっとも簡単で強力な方法はこちらです。


TRIM関数を使う

=TRIM(A2)

TRIM関数は

余計な空白を削除する関数

です。

具体的には

・先頭の空白
・末尾の空白
・余分なスペース

を自動で削除してくれます。


使用例

元データTRIM後
(空白)りんごりんご

これだけで
関数が正しく動くようになります。


まとめて修正する方法

①別の列にTRIM関数を入力
②下までコピー
③値として貼り付け

これで
データを一括で修正できます。


Excelで重要な考え方

Excelを使う上で
とても重要なポイントがあります。

それは

見えない違いも区別される

ということです。

人間にとっては

「同じ文字」に見えても

Excelにとっては

完全一致でなければ別物

です。

例えば

りんご

(空白)りんご


完全に別のデータです。

この考え方を理解すると
Excelのトラブルの多くが解決できるようになります。


研究員メモ

Excelのトラブル対応で
一番大切なのは

違和感に気づくこと

です。

・一致しない
・計算できない
・結果がおかしい

こうしたときは

関数を疑うのではなく

データの中身を疑う

これが重要です。

今回のように
空白が原因のケースは非常に多いです。

そして

一度気づけるようになると
すぐに見抜けるようになります。


今日の研究まとめ

今回のテーマはこちらでした。

関数がうまく動かない理由⑧
「先頭に空白がある」

チェックポイント

・VLOOKUPで一致しない
・COUNTIFで数えられない
・並び順がおかしい

原因

・先頭に空白が入っている

解決方法

=TRIM(セル)

ポイントは

違和感があったら空白を疑う

です。


次回の研究予告

Excel初心者がやりがちなミス研究。

次回のテーマはこちらです。

データ入力ミス⑨
「末尾に空白がある」

実は

先頭だけでなく
後ろの空白も厄介です。

見えにくいですが
Excelではしっかり影響します。

次回も一緒に研究していきましょう。

Excel初心者向けに

「Excel初心者がやりがちなミス100」

をシリーズで研究しています。

一緒にExcelを攻略していきましょう。

— Excel事務研究員

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